購入の経緯
以前こんな記事を書きました。
上のリンクを踏むのが宗教上の理由か何かでどうしても叶わない人のために概略を説明すると、
お気に入りのがま口が壊れてしまった…もうクラゲ生(人間でいう人生のようなもの)おしまいだ…
ぼくが死んだら亡骸は故郷の海に流してください…(実家は埼玉)
……まてよ、もはや自分の気に入るがま口を作った方が早くない?
そうだろ?みんな!!!
って記事です。
まぁこの記事のタイトルを読めばお察しですが、面倒なので作るのはやめました。
世の中には素晴らしいがま口で溢れていますからね!
石を投げれば素敵ながま口に当たるこのご時世。
せっかく手にするならより良いものを求めたくなるのがクラゲの性というもの。
餅は餅屋、がま口はがま口屋です。
……という気持ちをこの前の記事を書いた2秒後から思い、雑貨屋さんを見つけてはお眼鏡に叶うがま口はないか彷徨い続けたのでありました。
そして見つけたのがkiichiのがま口。
ぼくは巷で有名ながま口コレクターとして世を馳せていませんので、どこが有名なブランドなのかは知りませんが、ここに行き着いたのです。
kiichi KOBEとは
「made in JAPAN」にこだわる
「made in KOBE」をコンセプトに
神戸元町で生まれたレザーブランド『Kiichi』
素材から裁縫まで日本製にこだわる
革小物の提案。
(上記のホームページより引用)
かっこいいです。革小物の提案。素晴らしい。
ぼくも何かを提案したくてたまらなくなりました。
どんな料理にでもクルトンを入れるライフスタイルを提案しようかな…
ぼくはクルトンが合わない料理なんて食べ物じゃないと思ってますからね。
すべからくこの世のありとあらゆる料理はクルトンが入っていればお洒落なのです。
(『POPEYE』および『BRUTUS』編集担当の方!特集を組みませんか?お声かけお待ちしております!)
……よくよく考えてみると「Kiichi KOBE」っ響きも相当お洒落です!!
人の名前+都市名が最高なことには、もうみんな気づいている気がします。
もうこの条件さえ揃えばお洒落って言って良いと思います。
私の愛用するブランドSAINT LAURENT PARISだって、世界的に有名なファッションブランドYOKO FUCHIGAMI IGIRISUだって、もうその響きだけでお洒落。
この事実を論文にまとめて学会に発表したい衝動を抑えるのに必死ですよ。
kiichiのがま口をレビュー
御託はこの辺にして、購入したがま口を紹介していきます。
ます一目見て感じるのは、箱のセンスの良さ。
まるでアクセサリーでも入っていそうな面持ちです。
もし仮に何かの間違いでネックレスとかが入っていてもぎりぎり許せます。
むしろつけて表参道とかを歩きます。
木漏れ日の中、表参道ヒルズを横目に颯爽と通り過ぎて裏道に入り、老舗のお蕎麦やさん「仙波」でくるみ蕎麦を…
もう閉店しちゃったんだっけ…もう一度食べたかったな…
そんなノスタルジックな思い出に浸りつつ、箱を開けてみるとこんな感じ。
すでにうっすらと(がま口が)見えていますが、アップル製品と同様焦らしていくスタイル。
嫌いじゃないなぁ、この趣き。
なぜかと申しますと、この時点で中身がネックレスでも煙でもないことがわかります。
特に煙じゃないってことは大事です!
ぼくは昔海辺で子供達にいじめられている亀を助けたことがあるので、常に玉手箱トラップには警戒しています。
いつまでも若くいたいじゃないですか…
でも竜宮城には行きたい!
話が逸れました。
取り出すとこんな感じです。
シンプルだけど可愛らしいデザイン。
かなり洗練されています。やっぱりがま口はこうでないと。
ちなみにぼくが購入した時には、ブルーの他に白とピンクのカラーバリエーションがありました。(天神のLOFTで購入しました。)
どの色も可愛くていい感じです。
ただ一応ぼくってクラゲですし、セルフブランディング的にもブルーにしておいたほうがいいかな…?という腹黒い(?)一面を垣間見せつつこれに決めました。
あと個人的に見てほしいのがこちら。
購入の決め手になったのは裏面です!(どっちが裏かはわかんないけど)
右端にイカリのマークがあるのです。(ブランドロゴなのかな?)
やはり海で生きとし生けるものとして、このデザインには心を奪われます。
まるで初恋のような感覚に陥りました。
You are always gonna be my love…………
ニガくて切ない気持ちが脳をよぎります。
(具体的にどのように感じたかは過去に検証したこの記事↑が参考になると思います。)
……ただ少しだけ気になることがありました。
以前使っていた栃木レザーのがま口と比べると、少しだけサイズが大きいのです。
(栃木レザーのがま口は修復不可能になってしまったので捨てました。今までありがとう)
たくさん小銭が入るのはメリットですが、そもそもぼくはほとんど小銭を持たないので大きい必要はありません。
(比較画像↑)
ご覧の通りまあまあな大きさですよね。
ちなみに右の石みたいなやつは、友人からカナダ旅行のお土産でもらった、インディアンに伝わる謎の木の置物です。
一家に1個はあると思うので十分伝わったと思うけど、万が一持ってない人がいる可能性も考慮して近くにあった腕時計を並べたのも撮りました。
こうしてみると腕時計がそのまま入りそうです。
まずい……腕時計をがま口に入れないとあいつの命が危ない…!!ええい、ままよ!
みたいな時に大活躍すること請け合いですね。
その点を考慮すれば、多少大きいのも許容できる気がしてきました。
ともかくデザイン的にも使い勝手的にも最高ながま口だと思います。
クラゲ化計画協賛者の皆様もそうでない皆様も、一度手に取ってみることをお勧めします。